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投資手法別評価詳細

債券


管理人は、以下の5つの観点により、評価を行っていきます。 

  • 流動性資産のやりくりがどれくらい容易か
  • 自己資金どれくらい自分のお金が必要か
  • 専門性専門知識の有無が結果にどれほど影響するか
  • 収益性どの程度リスクとリターンが見込めるか
  • コミットメントどれほど時間をかけて運用する必要があるか

総評

総評としては、資産運用(自己資産を増やす)という観点から見ると「やや適していない」と言えます。債券投資は「銀行に預けているよりかは利率が良い」レベルの収益しか得られません(年2%程度)。また、流動性も低く、債券を購入・保有している期間は、別の金融商品に資産を移動させることもままなりません。 資産をある程度(年10%+を中長期的に)増やそうと考えた場合、債券はあまり適した投資手法とは言えないでしょう。

自己資金 ”小額から開始可能”

少ない自己資金でスタートすることができます。 個人向けに発行されている日本国債などは、1万円単位で購入が可能です(時期にもよります)。また、株式投資のように、多数・多種の債券を保有すればよいというものでもないため、数万円の債券を保有するだけで、スタートすることができます。

専門性 ”あまり必要無し”

専門性は、やや低めでも大丈夫です。 企業や国家の発行する債券を購入する場合、各国各社についての深い理解が必要になってきますが、債券について特筆すべきは、格付機関が格付を行っているという点にあります。つまり、その格付の結果を見れば、債券の安全性をある程度知ることができるということです。 また、株の場合には、その会社の業績や経済状況等から、株価が上がるのか・下がるのかを予測しなければなりませんが、債券の場合はその発行元が「潰れる(倒産する・デフォルトする)か否か」が判断できればよいことになります。 平たく言うと、日本国債を購入する場合、日本が伸びるかどうかではなく、日本が10年後に存続しているかどうかというレベルでの判断が行えればよいのです。 その場合、必要になってくる、見識は株式投資等に比べると、相対的に低くなっていることが理解できるかと思います。 格付が存在し、また判断の基準が株式投資等に比べて易しい点から、必要とされる専門性は相対的に低くなります。

収益性 ”低い”

収益性は低いと言えます。 債券は、価格を読んで投資を行うというものではなく、あらかじめ決められた金利に則って、会社・国などにお金を貸し付けているものです。定められた金利(1~3%)以上の収益はほとんど望めませんが、胃方で会社が倒産したり、国がデフォルトしない限りは、ほぼ元本が保証されています。 例えば、10年ものの日本国債を購入した場合、10年以内に日本がデフォルトを起こさなければ、元本は保証されたまま、利息を得ることが可能になります。 株式投資や、FX、不動産、ファンドのように、大きく利益が出る可能性すらほとんどありませんが、一方で元本割れするリスクもほとんど無いに等しい金融商品と言えます。

流動性 ”低い”

資金の流動性は低いです。債券は保有期間の途中で売買することができますが、一般の投資家がそれを行うことはあまり多くはありません。やはり、一般投資家の場合、満期まで保有することで、確実な収益を得るというのが、債券投資の基本的なスタイルになります。 したがって、債券の種類にはよるものの、例えば10年国債の場合、10年間はその資金は眠っていることになります。日々、資金を流動させることのできる株式投資等に比べると、流動性が低いことが伺えます。

コミットメント ”殆ど必要無し”

少ないコミットメントで投資を始めることができます。債券投資は、一度購入したら、あとは設定された利率に沿って、配当を受け取り、満期まで保有することで額面通りの金額を受け取れるというものです。 したがって、株式や投資信託のように日々の価格変動を機にする必要もなければ、不動産のように管理に時間を割く必要もありません。 他の投資手法と比較した場合、相対的に見て、低いコミットメントで行える投資手法であると言えます。